おさかなはフィッシュ

ゴダールの映画史 第4章 命がけの美のおさかなはフィッシュのレビュー・感想・評価

3.0
“FATALE BEAUTE”。
「決定的な」「死に至る」美。
「映画は自らを投げ出す」。
映画=思考=主体そのものをなげうつ、命がけの美。

女と銃、もしくは性と死。
美はどこに?
「二つの遥けさの極と中央を限定するもの
二重の現実の中で連なる非現実
遠く隔たった世界で互いに魅惑する呼びかけ
それは 美」。
モンタージュ?
「モンタージュ わが美しき悩み」ー。

メモ
・『オルフェ』をよく観直す。
・プルーストに挑む…。
・ヘルマン・ブロッホ『ウェルギリウスの死』を読む。
・『偉大なるアンバーソン家の人々』を観る。
・ドライヤーを観る。

「神秘」なんて言葉も登場し、どんどん深遠な領域へ…。
かろうじてつかんでいる手を離してしまったが最後、すべてがばらばらになって何一つ分からなくなってしまいそうな危うさ…。
もう脳みそが、しぼりかすだけになってしまいそう…。
毛布のように包み込んでくれる、あたたかな映画が観たい…。



はじめはメモを取りながら観ていたはずが、気がついたらいつの間にか全編文字起こしに…。
とにかく時間がかかるし、とってもつらいのでもうやめたい…。でも、せっかくここまでやってしまったし、なにより後から見返せるので、最後までやりたい…。そのせめぎ合い…。

北図書館にて鑑賞。