ねこ

ゾンビ村 終わりなき逃亡のねこのレビュー・感想・評価

ゾンビ村 終わりなき逃亡(2007年製作の映画)
1.0
「SAWって知ってるか?」
でおなじみの"Q"の監督作品
前回に引き続き同監督作を観たのだが、何気にこの人の作品観たの4本目でした。
生霊-Ikiryo-
人間狩り
も低評価付けてたのでこの監督注目です😉


観た感想としては、
え?演技っていつからしなくて良くなったん?って思わされ、俳優の概念を変えてくれました。
あとドクターHIROに憧れてるのか、ラ行を言わない女性もいたし、演者の半分は滑舌を気にしない、強いハートで台詞を言っています。


あと、ゾンビ映画としての魅力ですが、

①ゾンビのバリエーションが豊富
信州の奥地で元々人口が少なそうな場所なのにゾンビの個性が出ており、
スーツゾンビ
女子高生ゾンビ
浴衣に扇子ゾンビ
料理人ゾンビ
猟師ゾンビ
野球のユニフォームゾンビ
サッカーボール脇に抱えたゾンビ
などなど、
様々な衣装のゾンビが登場しますが、数は多くないので同じゾンビが何度も現れます。
例えば浴衣着ると言うことは祭りがあったわけで、サッカーや野球のユニフォームという事は試合中だったわけで...。
それぞれ1体しかいないのは、貸し切りの祭やチーム編成1人の野球チームが存在しているという想像を掻き立てられました。


②ゾンビから逃げられない
かなりスローペースで襲ってくるゾンビ。
割と遠くにゾンビを発見したら普通は逃げられると思いきや、そうはいかない。




なぜなら





"逃げる気がないからである"


逃げ切れてしまうと助かってしまうということを避ける為にとった手法が、ゾンビを発見してもその場から逃げないという、確実にゾンビ襲撃シーンを表現できる方法。

今までのゾンビ映画は、例えどんなにしんどくても、足が折れたとしても必死に逃げようとしていたように思うが、この作品は違います。
かなり開けた場所でかなり遠くに1体だけゾンビを発見しても逃げない。


なぜなら



"足の血マメが潰れたから"



③ゾンビの造形や行動が魅力的
ゾンビなのにまるで生きているかのようなナチュラルメイク。
予算や技術がないからゾンビっぽく出来なかったのか、ゾンビか人間かがわからないようにしたのかだと思うが、間違いなく後者やな。


話は変わるが
セックスピストルズのボーカル、ジョニー・ロットンはいっさいまばたきをしないという伝説がある。


でもこのゾンビは違う。
まばたきをしまくるなど人間の習性も忘れていない。

更には、
車のドアを開けたり、カバンのチャックを開けたりとまるで人間かのような行動を取れる。





だって





"にんげんだもの"
ねこ

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