ねこ

子宮に沈めるのねこのネタバレレビュー・内容・結末

子宮に沈める(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

評価が付けづらい作品できっと胸糞なのはわかっていました。

でもねこちんはあえて5を付けます。


そして賛否両論ある事を書き綴っていますので不快な方は無視か猫パンチしてください。





この映画の良さから言うと、とにかくリアル。
演技が自然すぎるのと映画的で無い撮り方。
カメラアングルが覗き見しているような定点ばかりで、映像や役者の演技力で脚色せずに現実かと錯覚させるほどのリアリティが続く。

また母親の顔をほとんど映さず表情の演技で見せず、子供が泣き出して怒鳴るでも無くしばらく立ったままというストレスがじわじわきてる様子が上手い。

音楽やセリフ、演技や映像に頼らずに視聴者に理解させる手法が見事で、今何が起こったか、この人は今何を思っているのやと悲しすぎる想像が勝手に働きます。
回らない洗濯機、返答の無いインターホン、泣かなくなった弟、日に日に増えるハエとゴキブリなどそれだけで何が起きたか考えてしまう。

それと伏線の張り方が尋常じゃ無く上手い。
冒頭で血の付いたパンツを洗い、洗濯をして、お風呂を沸かし、ロールキャベツを巻き、ベランダに家族のてるてる坊主を吊るし、編み物をする。
そして繋がらない電話に、母親の真似をする娘。
本当に見事すぎる。


実際にあった事件を映画化していますが、ただ胸糞を表したいだけではないのだと思います。
母親を悪者にしたいなら、もっと皮肉なセリフや表情やシーンを多用していたはずです。
母親がしはらく登場せず、子供のみのシーンが長く続き、弟のミルクを飲み、マヨネーズを水で薄め、それでも母親の帰りを待ち続けて尚、母親を責めない娘の姿を見て、このような犯罪者を1人でも減らしたいと世に訴えているのだと思います。

ですからこの映画を二度と観たくないと思ったならば、その気持ちを忘れないでいて欲しいと願います。






しばらくレビュー頻度が落ちているのですが、実はねこちん、1年3ヶ月前に子猫が生まれました。
ゆっくり映画を観てられないのはそれが理由なのです。
朝から晩まで仕事して帰ったら家事や子守りして休みの日もほぼ寝れずに家事や買い出し、子守りしてでプライベート時間がほとんどありません。
どれだけ身を削って仕事や家庭の事をこなしても朝ごはんや弁当も与えられず、めすねこちんとは会話も減り交尾もせず、ただ威嚇だけをされる日々が1年以上続いていますが、それでも子猫が可愛くて仕方ありません。凶暴なめすねこの脅威も子猫の為なら全て我慢しています。



そうです。
誰だって子を持てばストレスは溜まって当たり前です。
それをそのまま子や相手にぶつけない寛大な心を持ち続けないといけない。
寝れない、自分の時間が無い。
そんなの当たり前で毎日徹夜覚悟で仕事と育児両立するぐらいの覚悟を持って子供に接して欲しい。
そして用済みのオスをゴミ以下の扱いすれば、逃げられるか他のメスに発情を考えちゃうかもしれないから注意してください。





子猫を愛するあまり
気付けばめすねこちんの愚痴と発情願望のアピールになっちゃてる🐱





にゃーん🐈
ねこ

ねこ