のnきち

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だののnきちのレビュー・感想・評価

4.0
新宿ピカデリー シアター8 F-10

原作は未読。
詩集が原作ということだが、
映像と言葉がグサリと突き刺さる。
理屈じゃなくて、感じてナンボの作品だと思った。

そして、もう一度観たいと思った。

東京の渋谷、新宿という自身にも馴染みのある街が舞台。
地方出身で上京して、生活しているから共感する部分が多い。
東京には、色んな人がいて、一見盛り上がっているんだけど、息苦しささえ感じる。
都会で生きることについて、考えさせられた。

都会の夜空は青色。
田舎の夜空は黒色。
同じ夜空なのに違う色。

納得した。

時に挫けて田舎に帰ろうかなぁと思ったりする時に、この映画を観るといいのかも。
少なからずとも、都会の閉塞感を感じてる人は自分だけでは無いと思わされたから。。。

石橋静河も池松壮亮も、この作品の空気感に合ってる。
偶然が重なって、近づく2人の出会いは都会では、有り得る話だ。

都会と田舎、生と死、そんな言葉がしっくりくる作品。
のnきち

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