このレビューはネタバレを含みます
みんな孤独を抱えて、東京で生きている。
登場人物はみんな辛そうで、途中までキツイかなぁと思ったけど、最後はしっかり光が射すような終わり方で安心したなぁ。
青味のある都会の夜空に対して、真っ黒な田舎の夜空が印象的だった。
原作が詩だからか、独特のセリフ回しが印象的で、ここにとっつきにくさがあるかもしれない。
自分も最初は入っていけなさそうだなと思ったけど、徐々にこの空気感に慣れてきた。
しかし、やっぱり詩を原作に映画を作るってのは難しいのかなと思ったのが本当のところ。
「新聞記者」での悪役がハマりすぎてた田中哲司が、この作品で一貫して光要員のイメージの違う役どころでとても良かったな。