Hondaカット

ドリームのHondaカットのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.1
82点。60年代にNASAで働く黒人女性たち。実話ベースで予告のまま。それでも素直にグッとくる。人種差別の話も、押し付けたり道徳的になり過ぎないバランスとヌケ感。宇宙というロマンと映画というメディアの相性はやはり良く、エンターテイメント性が抜群に高くなる。

主役を美人にしなかったのも良い。ケビン・コスナーもさすがの存在感。実話エピソードの繋ぎ合わせではあるのでご都合展開もあるが、娯楽として許せてしまう。リケジョだけでなく働く全ての女性に薦められる。

裏をみれば、アメリカの国力は人種差別を乗り越えたからだという見せ方がいまの現実と伴ってない矛盾も透けて見え、それも狙った皮肉だとしたらなるほどなと思う。邦題はサイテー。
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