こんなに泣けたのは久々です。
今、人材育成とかキャリア形成を業務としている部署にいるから、自身のキャリアと組織のゴールの関係はとてもタイムリーなお話。そして、多様性やチームワークは仕事上永遠のテーマになっている気がする。
本作は、そんな私に「これでもか」とカタルシスを与えてくれる極上のエンターテイメントでした。
全てがこんな風に綺麗に進んだわけではないのかもしれないけど、トイレのくだり(「ヘルプ」でも、トイレは大きな問題でした)や、高校入学、管理職登用のエピソード、逐一私の琴線に触れました。
誰でもが夢を追う権利があり、それを真摯に訴えたら響く人がいて、周りも変わっていく。
自分が変わろうと思ったとき、人は変わることができる。
この作品でそれを擬似的に体験することで、人間の善良さを目の当たりした気持ちになったから涙が出たのかなと思った。
逆境で夢を叶えるというだけでもすごいことだけど、あの時代、国を挙げてのミッションを完遂するため、いろんな人が自分の出来る範囲でフロンティアになっていたのだと考えたら、世界がキラキラしました。
願わくば、全ての心の闇が全部なくなってしまえばいい。泣きながらそんな風に考えました。