「グリーンブック」を見た後にこの作品を見たので、なんとなく既視感を感じた。(マハーシャラ・アリが出ているせい？)ここ最近のハリウッドはマイノリティをテーマにした作品が流行りなのかな。
「黒人女性」というのがこの作品の大きなキーワードになっているので「人種差別」「性差別」ネタが物語のそこかしこに撒かれている。ただ、差別模写はそれほどキツくない。
が、NASAという先進技術の象徴とも言える組織でさえ、差別があったのだということは素直にショックだった。
航空宇宙史には興味があって、少なからず普通の人よりは知識を持っているつもりだったが、まだまだ勉強不足でした。
脚本は少し緩めな印象。
主人公となる女性達の「仕事」と「家族」の様子を両方とも描きたかったのだろうか、3人分のストーリーを同時進行で描くので、やや冗長な感じになっていた。
彼女達「才能あるマイノリティ」がその「才能」を持って差別や偏見を自らの手で変えていく物語を描きたかったのであれば、彼女達の「仕事ぶり」をもっと細かく描いた方が、より物語に深みを与えたのではないだろうか。
