いの

ウエストワールドのいののレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
4.2
『ブレードランナー』よりもはやく、『ターミネーター』よりもはやく、こんな映画があったとは。感動に打ち震えております。ひょっとしたらテーマパークというものも、ここから始まったんですか?(※調べずにテキトーなコト書いてます💦) 


古代ローマ、中世欧州、そしてウエストワールド(アメリカ西部)。3つのテーマパークで、人間そっくりの“ロボット”がおもてなし。“ロボット”は人間に対して至れり尽くせりで、撃合いで殺されてもくれるし、喧嘩で殴られてもくれるし、性のお相手だってしてくれる。客は1週間でも2週間でも滞在してその世界を堪能しまくりマウントとりまくる。(いきすぎたお客様ファーストはお客のためにはならないと、別のところに思考がいってしまった💦)


ロボットの暴走。それまではいかにもテーマパークっぽいようなお気楽な音楽だったのが、ここから真剣な劇判に変わる。劇判も親切にみどころを教えてくれている。ユル・ブリンナーの視線で人間をみると、モザイク状(ドット絵風?ピクセルアート?)のように見えるのもイイ。


特筆すべきはなんといってもユル・ブリンナーの格好良さ。ほとんど台詞はなく、獲物を狙ったら逃さず一直線。このユル・ブリンナーの立ち振る舞いを拝するだけでも観る価値あり! このユル・ブリンナーがルトガー・ハウアーやシュワルツェネッガーに繋がっていくのかなと想像して悦に入ってしまう


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・監督・脚本のマイケル・クライトンは『ジュラシックパーク』の原作者

・ジェームズ・ブローリンはクリスチャン・ベイルに激似。親子なのかと思うた。→ なんとなんと、ジェームズ・ブローリンとジョシュ・ブローリンが父子だった


メモ
『ウエストワールド』1973年製作
『ブレードランナー』1982年製作
『ターミネーター』1985年製作
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