ふっくー

ウエストワールドのふっくーのレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.8
砂漠に建築された巨大テーマパーク「デロス」
そこは
アメリカ西部開拓時代のガンマン
中世ヨーロッパの騎士
帝政ローマの豪傑
という3つの世界が体験できる夢のような世界だった。
相手はロボット、反撃してこないようにプログラムされているロボット相手に西部での戦いや女とのロマンスを楽しめるまさに夢のテーマパークであったが、
ある日ロボットのガラガラヘビが客を傷つけたことによって他のロボットたちもプログラムにはない動きをし始めて人間たちに襲いかかる。

「ジュラシックパーク」の脚本を描いたマイケル・クライトンの初監督作品。

テーマパークの不具合で客たちが危険に陥るのは「ジュラシックパーク」
暴走したロボットがしつこく無表情で追っかけてくる様子は「ターミネーター」
まさにこの2作品の原点であり、SF映画に多大な影響を与えた。

熱を感知してロボットの持つ拳銃は人に発砲しない
ロボットは手が不完全だから人と区別できる
ロボットの語源、動き方など、感情がこもってない

など色々細かく設定がしっかりしているので、なかなか面白い。
制御施設でコンピューターを見ながら◯◯エリアで不具合が発生したなどの感じはまさにジュラシックパークでも似たような演出が使われている。

酒場の喧嘩のシーンは何だか笑えるww
70年代でこのクオリティの作品と世界観は今見ても色褪せてないし、面白いですね。
マイケル・クライトン流石ですわ
ふっくー

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