第二次世界大戦、冷戦、赤狩り
時代の波に翻弄された天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落。
彼の半生を描く。
クリストファーノーラン監督の最新作。
すごい映画でしたね。
ノーラン映画の中で1番理解が追いつかなかった作品になりました笑。
ノーラン映画の特長は、何度も見ることで、より面白く、その映画の本質を読み解くことができる物が多いので、一回で理解しようなんて無理なの←褒めてます笑
登場人物が多いのと、名前がたくさん出てくるので整理するのが大変だったけど、出演俳優がまぁぁぁじで豪華。主演のキリアンマーフィーかっこいいし、マット・デイモン出てるし、ジーン役にフローレンスピュー！？ケネスブラナーも出てるし、大統領役にゲイリーオールドマン！？！？
エミリーブラントは相変わらず美しかったですね。
自分のアホな頭では理解するのに大変な超大作でありましたが、ノーランの得意とする、時系列がパズルのようにバラバラになった構成が非常に見応えがありますね。
日本の広島、長崎に放たれた原爆の直接的な描写は全く映らないのにも関わらず、原爆投下が成功した時のアメリカ側の歓声は、日本人からしたら、背筋が凍るシーンでした。
オッペンハイマーが罪悪感と向き合うシーンで、大統領が放った一言「原爆を作った君を恨む人間がいると思うかい？恨まれるのは原爆を落とした人間だ。君なんか誰も何も思っちゃいない」みたいなことを言われるシーンは彼にとってもなかなかグサっとささるシーンですかね。
オッペンハイマー自身も天才科学者だったけど、その時代に同じ同僚としてアインシュタインがいたという時代背景に衝撃でした笑。
