ぺっこり180度

ウエストワールドのぺっこり180度のレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.6
「西部劇」「中世ヨーロッパ」「ローマ時代」の3つの世界を楽しめる、富裕層向け近未来テーマパークが舞台。
約50年前の作品。
それなりの古臭さはもちろんあるけど、現代に通じる普遍的なものを含んだ記念碑的作品。
今作はジュラシックパークの基盤となっているし
マシンの反乱や、無表情メカの執拗な追跡というのはもろターミネーターに繋がる。

1970年代ならではの「近未来」描写で、マシンやコンピュータが子どもの工作みたいだったり、監視システムは監視カメラを通して「人が目で見る」というアナログ感満載だったりするのはご愛敬。

1960年代~70年代の映画画面からにじみ出る、手づくりの熱量が好物の私としては大変楽しめた。
気の置けない友だちと自宅で鑑賞したので
全編に満載の突っ込みどころに
突っ込み入れながら観ることができたのも良かったのかもしれない。

余談だがブルーレイで見たらそんなに古い作品と思えないほど画像が奇麗すぎて、凄いな、昨今のリマスター技術。