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トンネル 闇に鎖(とざ)された男のjnkのレビュー・感想・評価

3.5
知らない人の命にどれだけ寄り添えるかという話。
日本にも遭難者の救助に税金使うな死ね的な事言う人いるし、メディアは知らない国の救出劇や九死に一生ネタは全力美談化という感じで、想像力を使わず0か100かみたいな話をよく聞く気がする。
そういう人の人生消費感みたいなものを皮肉る映画で、一人のサバイバル物語と外の世界の描き分けが上手くて、絶妙にグレーな気持ちにさせてくれるし神視点の映画だからこそ味わえるスリルや人の醜い部分も堪能できる。
こういうのは韓国の人が他の国からは感情的に見えるという部分を誇張する韓国映画によく合う。
ぶっちゃけ長いし退屈な場面多いけど、主人公の退屈に付き合って見てると途中でシャレにならん絶望を味わえるのでおすすめ。
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