まほ

否定と肯定のまほのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.7
2018年初劇場鑑賞作品。

実際にあったホロコースト研究家と
ナチスドイツ学者との裁判を描いた法廷映画。

主人公のデボラリップシュタットの本を原作としてこの映画は作られてる。

20年以上前から約7年間の間にあった
なぜホロコースト研究家は否定論者に
訴えられることになったのかー
裁判まで弁護士団がどのような準備をしたのかー
この裁判の公衆たちはどんな想いをしたのかー
全てが忠実に描かれていて凄く分かりやすかった。

映画の公開終了が終わるまでに
これだけはどうしても見たかった映画。
この裁判はあまり日本では知られてないけど
アメリカやイギリスではとても有名で
劇中のテレビ記者の口からも言われてるけど
あのスティーブンスピルバーグも支援したとか。

そして、何よりもキャストがとても豪華。
レイチェルワイズやトムウィルキンソン。
ハリーポッターにも出ているティモシースポール。
何よりもアンドリュースコットの演技が
本当に光ってるし何やらせても本当凄い。
アンスコ、冷静で真面目な弁護士に見えて
ホロコースト否定論者に対する怒りを
露わにするシーンもあってさすがアンスコ。
演技派のなかの演技派俳優。
『ダンケルク』にも出てたジャックロウデンも
なかなか重要な役でアンドリュースコットの
チームの1人として出演していて
コリンズに比べてたくさん喋るので
たくさんスコットランド訛りを聞けました。
何よりもまくしたてるように話すシーンは
ジャクロ君はそんな演技もできるんだねってなった。
ぜひマカヴォイと共演していただきたい(熱望)

レイチェルワイズが記者会見で話すシーンは
ひとつのチームで戦うことの大切さ、
それが何をもたらすのかを教えてくれる。
法廷映画の中でもなかなかの傑作です。
まほ

まほ