Yukiko

否定と肯定のYukikoのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.9
2019年4月1日
『肯定と否定』 2016年アメリカ・イギリス制作
監督、ミック・ジャクソン。

アメリカ、リップシュタット(レイチェル・ワイズ)
は女性の大学教授でホロコーストを研究している。
アーヴィングは男性でナチス・ドイツの研究家。
ある日、講演でリップシュタットがホロコーストに
ついて説明しているのを聴講したアーヴィングは、
リップシュタットと彼女の本を出版した出版社を
裁判に訴えた。
「イギリスの名誉棄損訴訟では、被告側が立証責任を
負う為、リップシュタット側の弁護士チームは、
アーヴィングがホロコーストに関して嘘をついて
いると立証することを求められる 」
  …この上記「」の4行、wikiから抜粋。

ユダヤ人達から示談に持ち込んで欲しいと頼まれたり、
ホロコーストの生還者が証人となることを望んだり、
リップシュタットは裁判で一言も喋らないように
弁護士から頼まれたり……


1996年、
イギリス人歴史学者デイヴィッド・アーヴィングが、
アメリカ人歴史学者デボラ・E・リップシュタットと
出版社ペンギンブックスを訴えたイギリスの裁判。

アーヴィングと弁護士チーム代表のランプトン弁護士
の対決が見もの。
ある時は、弁護しながらもアーヴィングと目を合わせ
ないようにしたり。
アーヴィングの嘘を暴く弁護士チーム。

しかし、結審の前の裁判官の言葉。
「アーヴィングが純粋に自説を信じているのなら嘘を
ついているとは言い切れない」
アーヴィングを論破したと皆は確信していただけに、
この裁判官の一言に、皆は動揺する。

が、真実は何か? 真実を曲解してはいけない。
Yukiko

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