ラグビーの名門校である寄宿制男子高校に入ることになったネッドは、すぐにゲイだといじめられ、憂鬱な日々を送っていた。そんなある日、ラグビーのスター選手であるコナーが転校してくる。相部屋となったネッドとコナーは、壁を作っていたものの、やがて音楽を通じて友情を深めていくが…。
友達が観ていて、面白そうだったので鑑賞。
日本劇場未公開のアイルランドで、現在Netflixのみで配信中。7/19配信終了。
ネッドとコナーの友情を通して、登場人物、観ている私たちの偏見とは何かを考えさせ、本当に大切な事の理解や、物事の本質を見極めさせてくれるような作品だった。
真新しさはないけど、小難しさもなく、等身大な作りで、爽やかさがあって良かったな~。
スポーツとLGBTQについて考える機会にもなるし、教育にもいいと思う。アウティングだったり、いじめについても多少もやっとする部分はあるけれど、それについても考える事が出来るので私的には許容範囲かな。
子供だから理解出来ない、大人だから理解出来るではなく、もう今の世の中、知りたい事、学びたい事は自分で学べるし、心の成長やなりたい自分、感覚や価値観のアップデートは個人の問題だなと本作を観ても思いました。人や自分を傷付けないで生きるに越したことはないけど、傷付けたり、間違えてしまってもその後の行動や言動が自分を変えるし、信頼にも繋がるよな~とも改めて感じられた。
「他人の言葉を借りるな!」
心に響く言葉も多くあったし、恋愛じゃなくて友情なのもとても良かった。
2022-212