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君の名前で僕を呼んでのmのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.9
一夏の恋なんて大抵美しいものだが、この映画のその美しさは格別だ。
ただ美しいだけでなく、空回る焦燥・実った楽しさ・別れの切なさといった恋のあらゆる感情も身を切るような切実さと普遍性をもって描かれていて深く心に残る。
一風変わった作風も作品に他とは違う味を加えている。

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーは一度きりの煌めきを映画に刻み込んだ。父親役のマイケル・スタールバーグが今回も見事なカメレオンっぷりで、主人公の心にも観客の心にもずっと残り続ける言葉を残していく。

あの女の子がちょっと可哀想だなと思っていたので、最後に彼女が少しだけ救われて良かった。
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