このレビューはネタバレを含みます
伝説の虎と猟師の戦いを描いた作品。
「人間vs虎」という狩猟を描いたジャンル映画かと思いきや、日本軍が出てきたり、親子の確執があったり、虎との奇妙な因縁だったりと、意外とドラマ要素が多めな印象。
まぁ、そうじゃないと、２時間越えの映画にはならないんですけどね。
で、これらの要素が上手くハマっていたかと言うと、微妙な印象を受けました。
特に日本軍の描写は蛇足というか、丸々カットしても良かったと思うし、最後に主人公と虎が殺し合うのも、よく分からない部分。
主人公と虎が子供を失った者同士で分かり合い、最後は２人が協力して日本軍と戦う…みたいな展開を期待してたのに！笑
別につまらない作品ではないんですが、かと言って、面白かったというわけでもない。
少なくとも、このテーマで２時間超は長いし、余計な描写をもっと省いて狩猟中心のストイックな作りにすれば、もっと普遍的で分かり易い作品になったかもしれません。
