私の韓流ブームは今作で始まり、韓国語の勉強をし、同監督主演作の次作「僕の彼女を紹介します」で終わった。
当時の恋人が招待券なるものを持っていて劇場鑑賞。
どハマりしDVDを購入。何度も繰り返し見た。今見ると多分全然グッと来ないと思うが高校生の時は感動しど真ん中にハマった映画だった。
振り回す女子映画と言えば「500日のサマー」が記憶に新しいが今作の方がもっと酷い。無茶振り暴力、酔うとベロベロなタチの悪さ。それでも憎めない可愛らしさと時々見せる切なげな表情に主人公はキョヌはノックアウト。
私が好きなのはこの主人公キョヌで、こんだけ振り回されても追いかける子犬感に私がノックアウト。
当時好きだったシーンは２つあり、
別れた2人が出逢った時と同じ電車の中で絶妙にすれ違うシーン、
劇的な再会を果たすラストシーンでコッソリ手を繋ぐシーンだ。
数多い傑作を見てハリウッドで勉強していた映像の専門時代の師匠に、そのシーンの素晴らしさを嬉々として熱弁していた自分が痛い。
しかし韓国映画2本しか見てないが感動を誘う世界観や、独特な空気感は絶妙で低予算ながらも美しさを醸し出していた。
