とがり

暗黒女子のとがりのネタバレレビュー・内容・結末

暗黒女子(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

お嬢様学校の経営者の娘で、その高校の3年生にして選ばれた者しか入れない文学サロンの主催者・白石いつみ。
彼女が学校の屋上から転落死し、文学サロンのメンバーたちがそれぞれ犯人探しをした小説を発表する…

このあらすじと、前半の二谷→高岡→ディアナ→小南→二谷という犯人当ての告発サイクルによって、メタ的にはこのサイクルの外にいる澄川が犯人or白石の自殺、という結末が予想できる。
しかしこの予想を超えるストーリー展開、序盤の闇鍋や閉じた文学サロンという設定が伏線として機能する心地よさ、飯豊まりえと清水富美加の張り付いたような笑顔に潜む悪意など、見どころは多く面白かった。

ただし北条、テメーはだめだ

ストーリーを成り立たせるための強引さはやはり気になり、突っ込みどころは色々あるが、特に白石いつみのキャラ設定で「愛を信じ貧しくも暖かな幸せ」を謳わせるのは疑問。

製作陣がおっさんばかりでこういう映画作りが進行するというのも何だかなぁという感じ。
とがり

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