真田ピロシキ

ブレア・ウィッチの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)
2.5
今思うとあの熱狂は何だったのか映画筆頭候補なブレアウィッチプロジェクトの限りなくリブートかリメイクに近い続編。

元の映画よりもカメラワークが遥かにまともで見やすく、低予算故にひたすら雰囲気だけの演出だったオリジナルと違って超常現象や存在を多少は見せてくれるのですが、基本はオリジナルを踏襲した見せない映画なので次第に退屈さが勝ってしまう。あの空気を忠実に再現したかったのかもしれないが、元の映画で最高のスパイスだったインターネット黎明期のプロモーションという魔法がないので、映画自体の出来は上回っているのに映画体験としては劣化してしまってる。今の時代POVでももっと色々やれるし、そもそもPOVという手法自体既に飽きられている感があるしで色々と厳しい。ユニークな映画を撮ってるアダム・ウィンガードだけに勿体無いなあと。