結構特異な設定なのに違和感なく、リアリティすら感じる、流石の吉田監督。実はホラータッチと相性が良いのでは?過去作は全て原作もの、ジャンルもバラバラなのに自分の映画にしてしまうよね。作家性ってそういうことだと思う。
キャスティング完璧。優香ちゃんのあんな一面引き出すんだから演出力はホント大事だ。
割とオーソドックスなサスペンスなんだけど、怖いのは人間関係の作り方。はたまた距離感の詰め方。
他人の秘密を知る事で自分が平穏でいられなくなるヤダ味。
深いところまで立ち入らずにいれば表面上は友達。核心を突くようなことを言えば人間関係は崩壊。っていう描写が巧みすぎて残酷描写のあるホラーよりよっぽど怖いわ!
松田龍平の無表情と常にイニシアチブを握られてる関係性。直接的な描写よりも相手の心理が分からない事が一番怖い。
映画的な嘘の付き方でオチをつける感じが好きです。