予告編通りの夥しい血糊、サイケデリック感、アクション。
劇場で見逃していて、ようやくレンタル屋の一本を入手。
塚本晋也「鉄男」の系譜に連なる作品のはず…
話は変わり、2018秋冬のグッチのコレクション。
オペ室を思わせるランウェイに、モデル自身の生首や赤ちゃんドラゴンを抱えた姿、額には第三の目、マスクウーマンなどぶっ飛んだ世界観。
なんでもモデルが自身の生首を所望したところ、「あんたの出演料よりはるかに高うついたんやからアカン」かったらしい。
一流が提示する美。
様々な作品のオマージュが合わさりあっての西村ワールドなのだろう。
明るい画質、コメディ要素、ベタなヒューマンドラマ…
翳りがあってこそ、諦念の中に微かな希望が見えてこそ、響くのがブラックユーモアだと思う。
低予算を凌駕する情熱は確かに感じたが、オーディオコメンタリーでもう一度見ようとは思えない。