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女神の見えざる手のmodonso14のレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.9
Filmarksでの評価が高いことと『ユダヤ人を救った動物園』の雰囲気が好きだったジェシカ・チャステインが出演していることもあり鑑賞しました。ロビイストである主人公スローンが銃規制派の立場として奮闘する姿を描く本作ですが、登場人物同士の小気味良い会話劇とテンポの良いストーリー展開が印象的な作品でした。スローンのマシンガントークの影響を受けてか、この映画を鑑賞した翌日は通勤や仕事が少しばかりせかせかしていたような気がします笑

全体的には凄く楽しむことができましたが、ほんの少しとはいえ事前に情報を入れてしまっていた分だけ、ラストの衝撃が抑えめになってしまいました… 完全に自分のせいなのですが、ある程度ラストが想像できてしまったのと、最後は少し論点がズレてしまっているように感じてしまったのは少し残念でしたね😅

『サンキュー・スモーキング』を鑑賞したときにも感じましたが、本作でもロビイストという職業の魅力や難しさが良く描かれていると思います。相手の一歩先を読む能力・迅速かつ適切な情報収集・切り札を出すタイミング・プレゼン能力・キーパーソンとの関係構築など、例を挙げればキリがありませんが、頭の回転が早くないと第一線での職務が務まらないことは言うまでもなく、この点について、ジェシカ・チャステインが頭の回転が異常に早いキャリアウーマンであるスローンを好演していました。

正直スローンほど仕事に終われる生活を送りたいとは思えないですし、それ以前に自分には無理だと思いますが、仕事でもプライベートにおいても、相手と良い関係構築を行うための準備・努力については学ぶべき点があるなと😓 ロビイストを取り上げた作品があれば今後も観ていきたいと思います😉
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