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女神の見えざる手のpirokoのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.8
久々にしびれた!!見応え抜群!
やっと観れた、敏腕ロビイストの話。
息子寝たあと夜中に一気見。
 
アメリカらしい政治劇。
日本の政治には無い面白さがある。
 
如何にして政治と社会が動くのか、
緻密に計算し尽くして
使命を全うする主人公の姿がクール過ぎて
孤高の女性なのだけれども
ぐいぐい引き込まれてのめり込む。
 
脚本家の初めての作品とは
信じ難い、秀逸なストーリー展開。
脚本家の生い立ちが気になる。
 
矢面にも立ちながら徹底的にやりきる、
という事がいかに難しいことか知っている中で、
この作品を観ていると、
スローンの凄みが身に沁みて沁みて。。
一点集中一点突破を目指すとき、
必ずや犠牲は生じることを覚悟の上で
動かねば、目的は達成されない。
その覚悟を以て動ける人間のカッコ良さ!
 
この映画を見終えたあと、
なんだか無性にあんな風に目的に向かって
自分も走り出したくなる感じがたまらない。
高すぎるビジョンやハードル高き仕事へ
自分を奮い立たせるには最適すぎる作品。
何度も観たい感じだった。
 
ラストシーンの主人公が、
社会への激震を華麗に巻き起こすシーンが
頭を離れない。
 
それにしても、女性は恐ろしい。。。
 
私も女性だけどw
強い女性は敵にするとほんと恐いものだ。
そして、裏側があるもの。
プライベートシーンの差し込み方の
バランス感も巧妙。
 
推理小説を一気に読みきったような爽快感がある脚本、やっぱり上手すぎるよなぁ。
 
なんとなく勇気をもらった。頑張ろ。
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