「はじまりのうた」で拙いけどカッコ良いギターソロを披露したヘイリー・スタインフェルドが主役。あと、「エブリバディ・ウオンツ・サム」の主人公がお兄ちゃん役。
タイトルに「モンスター」って入ってるからもっとぶっ飛んだ話かと思ったら、邦画でもそのままイケそうな青春ヒューマンドラマだった。
ヒロインのヘイリーは落ちこぼれ役としてはちょっと可愛すぎる気がするんだけど、まぁ少し太めにしたりして役作りしたのかな？(リアルに苛められるのは「作家、本当のT.J.リロイ」みたいな感じの人だろうけど)
割と最後まで主人公のダメさ加減が繰り返し描かれて、いつになったらハッピーエンドに向けて話が進み始めるのかとジリジリしてたら、まさかのブラコンエンドかよっ！て言う。むしろ、その後の彼氏の印象が薄かった。
あと、彼氏役学生が韓国系というのも面白い。どでかいプールが家にあるぐらいの金持ちで、アニメ映画を自主製作するような文化的素養があって、それでいて、人付き合いや女性の扱いは苦手な東洋系米国人が、中国ではなく、もちろん日本でもなく、韓国系という。アメリカでの高校以前からの留学あるいは移民としてかなり存在感があるのかな？
しかし、アメリカでもこんなに面白い青春モノ作ってんのに、今日の予告編でやっていた日本の青春モノ、相も変わらず「イケメン男子とカワイイ女子」「マンガ原作」「タイムスリップ」みたいなので力抜けちゃうよなぁ。もう少し観たくなるようなやつないのかー？あ、「チア☆ダン」は良かったけど。（実際他の国でもツマラナイ青春映画はいっぱいあって、海外にまで配給されないだけなのだろうけど）
