夜中に一人で見るものではない(戒め)
トミー・ティルディンとオースティン・ティルディンは親子検死官。ベテランの父と新米息子で、持ち込まれる遺体の検死をして暮らしている。
ある嵐の夜。身元不明の美しい女の遺体が運び込まれてくる。名無しのジェーン・ドゥ。さっそく解剖を始める親子。しかし、すぐに、遺体の異常性に気がつく。
この死体、何かがおかしい。それに気づいた時にはもう、遅かった。
今まで見た洋画ホラーでダントツ怖いかもしれない。
死体の化け物という新しいパターンだ!ジェーン・ドゥの解剖を進めると同時に始まる地獄の夜。
音で驚かせてくるような、そんな即効性の恐怖じゃなく、じわじわ断続的に襲いくる恐怖。どえらいホラーですよこれは(戦慄)。マジで心臓弱い人にはオススメできない。死んじゃうよほんとに。
理不尽で残虐で遣る瀬無いストーリーだった。ラストもあぁそう来るかって感じでいいぞぉ。ちょっと不完全燃焼なところもあるけど……スタンリーを殺した犯人とか……。
解剖シーンは若干グロいけど、なんていうのかな、医学的だからそんなに酷く感じない。ただ臓物は出るから、臓物ってだけでNGの人は控えた方がいいと思う。
しかし、そうか……ゾンビではなく、死体が人を殺す時代なのか……映画界は進んでるなぁ……。