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アンダー・ザ・シルバーレイクのKUBOのレビュー・感想・評価

3.6
9月11本目の試写会は「アンダー・ザ・シルバーレイク」。

まず最初の印象は「おっぱい」! 揺れる巨乳、トップレス、水着美女…、監督の趣味かしら、冒頭から「おっぱい」だらけ。

それから、音楽の印象も大きい。あえていわゆる往年の「映画音楽」的なサウンドトラックにすることで「何か起きるぞ、何か起きるぞ」という、もろ「ヒッチコック」風な雰囲気を醸し出す。

夜な夜な現れるという犬殺し、街の裏組織に都合の悪い者たちを秘密裏に殺しているという「フクロウ女」のキス、その陰謀の存在を訴える同人誌「アンダー・ザ・シルバーレイク」。

失踪した美女の部屋に残された謎のシンボル、歌の歌詞の中に暗号を隠す謎のグループ「イエスと3人の妻」などなど、次々と連鎖する暗号の先に待っているものは?

展開が唐突で予想外、そのそれぞれのワールドが微妙な不協和音のような気持ち悪さがあるのは、デヴィッド・リンチを思わせる。(本家ほどではないけどね)

私は「都市伝説」や「謎解き」が大好きだし、ヒッチコックもデヴィッド・リンチも大好きだから、かなり楽しめたが、謎を追って行った先に待っているラストもデヴィッド・リンチ風と言えば、どんな感じかも想像つくだろう。

「イット・フォローズ」のヒットで初めて金かけた作品を作れたデヴィッド・ロバート・ミッチェルがやりたかったことは、すぐに答えの出てしまう現代に「不可解」な映画を作ることだった。だから「わけわからん!」って思う人には向きません。「わけわからん」世界が楽しめる人にだけオススメ!