ちいさな泥棒

悲惨物語のちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

悲惨物語(1973年製作の映画)
3.5
初ジェス・フランコ監督。

快楽の追求のため猟奇殺人を繰り返した義父と娘に起きた悲惨な出来事とは…スローだけどムダなく退屈になるかならないかの絶妙なテンポで綴られる背徳的な日々。殺人もエロもそこまでなく空気感がずっといやらしい。部屋も衣装も女の子もかわいい。何度もでてくる体育座りかわいいがすぎる。

2人を執拗に追う男、髪がギトギトで歯も汚いし画面から脂ぎった臭いがしてきそうなほどでこの人普段からこんな人なのかもって珍しく旦那さんまで引いてたらごめんなさいジェス・フランコ監督ご本人でした。あのおじさんがエロスを…ゾゾゾゾゾ。失礼ながら心底芸術に昇華できてよかったと思ったよ。

とにかくどこでもする体育座りがかわいい×∞。顔も小さい。えんどう豆くらいじゃない?昔タモさんが安室ちゃんを「あんなに顔が小さい人見たことない。これ(ピンマイク)くらいしかないよ」って言ってたのよく思い出すんだけどまさにそれ。ニーハイブーツの履きこなしも自然。当時30歳てマジかよ…

ちなみにこの映画を流したときの我が家の空気も悲惨でした( ´•௰•`)