このレビューはネタバレを含みます
2023.秋、台北でエドワード・ヤン展を見た。かっこいい展示ですごく楽しめたので、今更ながら代表作をレンタルしてきた。
まず、ホウ・シャオシェンが主演のひとり(アリョン)とか全然知らなかった(展覧会を見て気が付かないのか??)
エドワードヤンとホウ・シャオシェンは同い年なんですね~、意外だった。しかし似ているな…わかばやし、、
レンタルではラブストーリーのジャンルに区分けされてたがラブのつもりで借りると難解過ぎるな。
群像劇として、登場人物の関係性を探るところから紐解かなくては。
今自分の趣味がやきうなので、アリョンがリトルリーグの元エースで野球好きなだけで印象アップや!
大リーグや広島カープの試合のビデオを見たりするところ少年を引きずってる感出てる。(台湾のプロ野球は1990年から)
小林とコバヤシ妻(アグワン。超美人)、何だか離婚したっぽい感じ。彼女も幼なじみのひとりみたい。どうやらアリョンとは恋仲にあったっぽい雰囲気。子供を日本語であやす頼先生(少年野球の監督)。
エンドロールの役名、主演からずらっと5人“阿◯”。みんなアから始まる名前なのは何故か、台湾の人に聞きたい。
あと台湾の交通といえばオートバイが印象的だけど、昔はあんまりオートバイ走ってないね。でもスモッグみたいなのかかってすごいな(当時建築ラッシュで砂埃が立っていた、という話も)。
結構ストーリーよりも、今の台北とのギャップが気になって。迪化街だって、今の観光地っぷりとは真逆の時代だったんだなぁとしみじみした。
アジンの一人暮らしのマンションは西門町付近っぽい。センスの良さ感じる。
それにしても今の台北の発展ぶりからするととても想像出来ないんだけど、ラスト辺り、家に帰る途中の山道みたいなのってどこら辺なんだろう。西門辺りからと想定すると迪化街までの間は台北駅の近くだのに。
(ネオン煌めく交差点は中山✕南京東/西路。ホウ・シャオシェン関連の“台北之家”のすぐ近く)
原題の(異性の仲の良い)幼なじみ、二人の距離感、恋仲になれば別れが来るかもしれないとか、誰よりも頼りにしてる感じとか、なんとも良く表していて好き。