寄る辺ない青春群像、痛い。後半、ヒロインのアジン(ツァイチン)がいつものサングラス姿で街角を左に横切らず手前に彷徨い立ち止まり見渡し、再び歩き出すロングショットは、振り切るように去って行くアリョンを…
>>続きを読むエドワード・ヤン監督長編第二作、ホウ・シャオシェン主演。
エドワード・ヤンの原石をみているようだ。
 
群像劇、闇に溶ける人物のシルエット、高度経済成長における物質の豊かさと反比例するかのような人間…
台湾巨匠傑作選2025にて。エドワード・ヤンの映画って、人生にポッと現れた空白地帯、って感じがして好きだ。この映画ではそれは「失業」だし「日本統治」と「アメリカへの憧憬」の間の空白地帯だと思う。そし…
>>続きを読む・陰鬱としていて終始画面が暗い。4Kでこれだと、公開当時やVHSではほぼ真っ暗で何も見えなかったのでは。
・アメリカと日本のモチーフがたくさん出てくるのが楽しい。富士フィルムのネオンとアジンがハイラ…
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