「私が遅くに帰ってきても無関心なのね」と言いながら、自分も彼の持ってきたビデオを気にしないところがある(これくらいがほど良い距離感という気持ちもありつつ…)。2人の関係性のなかで、執着しすぎるのと無関心気味なのの中間あたりで良いバランスを取りたいけど、難しい。
遠くから撮るショットが心地よい。オフィスに並ぶデスクのまわりにいる人々の奥を颯爽と歩いたり、数車線ある大通りを行き交う車の奥でビルの回転扉から出てきたり。視界が何度も遮られながらも、その中で動いている人により注目したくなる。
話していない人を映すことによって、聞いている人物への言葉の届き方を見る。
そういえば最近、このFUJIFILMのみたいな電飾の大きな看板見ないなーと少しエモーショナルになる。
惚れ惚れするほど洗練された画の連続で幸せ…。
クラブで停電がなおった瞬間のアジンのシーンが好きすぎる。