成熟した社会 という印象の北欧スウェーデンにも、こんな差別の歴史があった事を初めて知った。
あからさまに虐げるのではなく、科学的に、人種として、劣っているのだから区別するのは当たり前、というスタンス。それが逆に根深く怖ろしいと感じた。
エレマリヤが村を飛び出した後の人生は、詳しくは語られず、でも自分のルーツを否定しながら生きてきたであろう事は、妹の葬儀での、頑なな態度で想像できた。
参列しない、という選択肢もあったろうけど行ったのは··· 彼女の様々な思いが、観ているこちらにも流れ込んで来るようだった。
私事ですが
2月に父が亡くなって、こんなご時世でもあり、家族葬でささやかな葬儀を行い、久し振りに身内が集まりました。
母や子ども達、孫達とお正月やお盆に集まるのをとても楽しみにしていた父でしたが、孫達が大きくなり、各々自分の事に忙しくなるにつれ、ここ何年かは皆で集まることはなくなっていました。
この場に父が居たら、どんなにか嬉しがった事かと、父の葬儀にそんな事ばかり考えてしまいました。