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ゲキ×シネ「乱鶯」のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ゲキ×シネ「乱鶯」(2016年製作の映画)
3.4
乱鶯と書いてなんて読むのかと思ったら、ランオウともミダレウグイスとも読むみたいね。
劇団☆新感線の舞台。今作はそんなに歌は無いね。

古田新太が元盗賊の“鶯の十三蔵”。捕物で傷を負い小橋貞右衛門に助けられ居酒屋鶴田屋に預けられる。
堅気になり、鶴田屋の未亡人の元で料理人として働く日々。しかし小橋の息子が店に来て、恩返しの為に手柄を立てさせようと火縄の砂吉を捕まえさせようとして仲間に入り呉服屋丹下屋に潜り込む…と言う話。

まず、古田新太の演技力の高さに改めて驚く。ぶっちゃけオッサンで全然カッコよく無いはずなのにイケメンに見えて来るから不思議だ。鶴田屋の女将(稲森いずみ)と釣り合ってくる謎よ。
白ドーランに目張りパリパリのオッサンなのに。

割と笑いもあるのだが、それ故に砂吉の外道っぷりには引くほど憎たらしくなる。
ハッピーエンドが待ってるかとおもったが、まさかのハードボイルド展開に。
いや〜。古田新太の凄みを味わえるわ。
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