期待通り、
これほどまでにハマると池松壮亮は本当に演技をしているのかどうかさえ疑ってしまう。
日々平凡で幸せだけどなんだか少し刺激を求めた主婦と、
彼女のヒモでニートでクズの男が出合い系を通じて知り合うというなんともリアルに溢れた、そこら中に溢れていそうな設定。
キスするシーンもホテル行くシーンも、
本当にリアル。
そして一番リアルなのが、
悪いことをしている自覚があるのに、
バカになってしまえば正当化できてしまう恐ろしさ。
一線越えると人と人はバカになれて、
恥を超えて快楽に変わってしまうような、そんな描写がとてつもなく素晴らしかった。
愛の渦でもあった、
なんだかありそうでなさそうな
そんなリアルに溢れて、
ちょっぴり切なくてどうしても憎めない。
そんなええ、ええがでした。