はち

明日の食卓のはちのレビュー・感想・評価

明日の食卓(2021年製作の映画)
3.7
同い年、同じ名前、同じ性別の子供、

それぞれ違う悩みを抱えて過ごす母親たちの物語。

これは、、、キツい。

育児放棄、虐待のニュースを見るたびに思う事がある。
母親の周りにもっとまともな大人は居なかったのか。
身勝手に日々を過ごしている父親の罪は問われないのか。

子供を産み育てる母親は子供が熱を出しただけで理由を探し自分を責める。
子供持つ母親は思い通りに動ける瞬間など一度もない。

当たり前のように睡眠不足、
自分のことは後回しに冷めたご飯を食べ、
お風呂もゆっくり入れる時間はない。
仕事をするにも罪悪感を感じなければならない。

それでも簡単に言葉にできないくらい大切な存在がそこにあるから、子供の為なら命を差し上げれるほどに自分のことなんてどうだって良い。

そんな簡単でシンプルな愛してるとゆう気持ちを持っても息子と通じ合えない時、
母たちはどんな行動を取るのか。

もしも私なら、
私がこの人なら。と考えると胸が苦しく辛かった。

ただ抱き締めるだけで解決するはずの問題はどんどん拗れて取り返しがつかなくなる事もある。

だけどもっと子供を抱きしめよう。
きっと大人も子供も言葉だけじゃわからない。
抱き締めるだけで何もかもが伝わることもあるよね。見て良かった。
はち

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