文章でこの作品を読んだわけではないけど、
繊細さが凄く伝わった。
読み取りにくい感情が凄く細かく繋がっていて、過去と現在のツギハギ感に見る側の不安が全くない。
むしろ伝わりすぎて怖ささえ感じる映画だった。
2人の感情に常にフォーカスされていて
それがずーっと静かで、
ただ1人横浜流星の暴れっぷりが更にそれを引き立たせるとゆう演出もたまらなく素晴らしかった。
広瀬すずの透明感と松坂桃李の栄養不足な感じもずっと好きだし、
誰も彼も全ての演技が好きだった。
子供の頃に感じたいろんな気持ち、
共有できる相手がいる事が羨ましい。
内側にいる本人たちと外側から見る野蛮な目の描き方と
取り繕った胡散臭い大人の女の多部未華子も
その違和感がとても好きだな。
映画を見た後に小説も読んでみたくなったのは初めての事だった。
