A8

ディザスター・アーティストのA8のレビュー・感想・評価

3.1
映画ファンの間ではカルト的人気なあの世紀の迷作【ザ・ルーム】ができるまで、、を描いた作品。

トミー・ウィゾー役がジェームズ・フランコの熱演はなかなかすごいモノだった。デイヴ・フランコが相棒となるヘンリーを演じており、兄弟ダブル主演作品となったのだが、ジェームズがあまりに素晴らしい姿だったのでそれに気づかなかった。

トミーが使う金の出どこがいまだにわからないとか、出身地や本名すら謎、、そういったオカルト要素が本人にも備わっているなんて、この作品にこの人ありだなって可笑しかった。いつか機会があれば【ザ・ルーム】を観てみたいなと思う。

本人たちは至って真剣、自分の子どもだ!と心から言えるほど愛情を込めて創った作品が笑われたら普通は傷つくし、彼だって最初は落ち込んでいた。
だけど、誰でも“才能”というものがあるはず!自分の“才能”に出会った彼はもう無敵だった。
夢や目指しているモノは追いかけていくうちに変わり、彼のように自分の才能にであったり、自分の居場所や向いていることが見つかるだろう。だけど追いかけないとそれすら見つからない。“諦めない”彼ら2人がジェームズディーンの聖地で誓った言葉はこんな奇跡を生んだのだろう。

夢を諦めない!ぶっ飛んじゃえ
A8

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