ライフのDanielのネタバレレビュー・内容・結末

人間の好奇心とその先の恐怖


宇宙船での地球外生命体との闘いを舞台にしたサスペンスアクション。
途中からB級映画感を感じてしまったが、ラストは他ではあまり見られない展開で、印象に残った。

作品を通して感じたのは、人間の好奇心と世界の恐ろしさ。
作中では、興味本位で宇宙人と接触した結果、人類を危機に陥れてしまったという展開だった。
現実世界では、この”宇宙人”を様々な物に置き換えることができる。
動物、自然、科学技術。人間は興味のままに、あらゆるものを知ろうと接触する。
それが技術の進歩を支えていることは間違いないが、その裏には、常に未知の危険が潜んでいるのだと考えさせられた。

人間は世界の探求を続ける中で、幸せになれているのだろうか。
この先も永遠に、未知の世界を追い求め続けることが出来るのだろうか。
人間の進歩の先に待ち受けるかも知れない恐怖を感じた作品だった。