このレビューはネタバレを含みます
人間らしさとは何か
スパイをテーマにした作品。
内容が複雑で、一回見ただけでは整理できなかった。
その分、何度も見ることで面白さが増す作品だった。
メッセージとして感じたのは、人間らしさとは何かと言うこと。
スパイを題材にした推理小説であることは間違いないが、実はテーマとしていたのは愛だったと思う。
スナイパーで打ち抜くラストシーン、主人公が妻と再会して活力を取り戻すシーン。どちらも愛が関わっていた。
スパイという、人間らしさとかけ離れたテーマを基に、生きる力の源である愛を描いた作品だったように感じた。