2017年最後に見た映画。おもしろいとは思うけど物足りなかった。
俳優さんはうまいし、ドラマ部分はしっかりしてる。ジェイク・ギレンホールは『ナイトクローラー』と『ノクターナル・アニマルズ』の印象が強くて、原因は違えど陰のある役ばっかやってる気がする。真田広之と アリヨン・バカレがよかった。
モンスターのデザインが斬新じゃなかったのはよくなかった。『プロメテウス』や『パシフィック・リム』とあんまり変わらない。どこから敵が迫ってくるかといったスリラー展開じゃなくて、カルビンを倒そうとして段々追い詰められていくのものれなかった。
でも船員の死に方はよかった。脚を食べたり溺れたりと地味だけど嫌な怖さがある。
この手のジャンル映画を見てなかったからムービーウォッチメンを聴いたら勉強になった。あと『エイリアン』がこの手の映画の作りかたとハードルの高さを変えたことを改めて実感した。たぶん『エイリアン』より以前のホラーSFオマージュな映画と思う。ラストの突き放し方も含めてそう思うんだよな。『原子水爆戦』もこんな感じだった気がするけど、あれどんな映画だったか思い出せん。
