わたしは子供の頃から宇宙に心惹かれていて、宇宙関係の百科事典を持ってはトイレにこもり、よく父親に叱られた。その叱られる理由は、トイレに何時間もこもった事に対してではなくて、決まって宇宙の事を考える事に対してだった。
「宇宙の事を考えるな。宇宙には果てがない。確かなことは誰にもわからん。宇宙について考えると、自分の足元がすくわれる」と、こんこんと説教された。変な父だ。夢見がちな娘を心配していたのかもしれない。その父も、死ぬ前には病床で宇宙についての話ばかりしていた。変な父だ。
そんなわけで、わたしはSFが好き。この作品は目新しさはないが、なかなか楽しかった。宇宙船がいい。あのコの生まれたては可愛かった。乗組員の行動にちょっとツッコミたくはなりますが。
ヒロユキ・サナダも頑張っていた。キャラはほとんど「サンシャイン2057」と同じ。お顔がとても重厚なのに身長が低いところがいい。アンバランスに惹かれる。葉月里緒奈に引っかかっちゃうところも人間くさくていい。今回は浮遊していたので低身長目立たず残念。ヒロユキは演技がシリアスすぎるところがあるから、も少し遊びがほしいな。←何様
