TAK44マグナム

ひるなかの流星のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

ひるなかの流星(2016年製作の映画)
3.6
恋が流れる。


永野芽郁主演の青春恋愛映画。
監督は、こういうのばかり撮っている新城毅彦。
例によって例の如く少女マンガを原作とした実写化ですが、まるで映画会社の小遣い稼ぎのように消費されてゆくだけのコンテンツになりつつある一連の作品群の中ではマトモな恋愛劇になっていて結構好きです、これ!
ちなみに、今年の年越しは八景島シーパラダイスのカウントダウンイベントで過ごしたのですが、本作の主人公は魚好きなので水族館でのデートの場面があり、そのロケで使われていているのがシーパラダイスで、「この前行ったじゃん!」と相成りました。
劇中では「ブルーリウム水族館」になっていましたけれど。


永野芽郁は田舎育ちの女子で吉祥寺で暮らすことになります。
転校した高校でクラスメートの白濱亜嵐と友人になり、その繋がりから山本舞香らとも仲良くなってゆきます。
永野芽郁は担任教師の三浦翔平に憧れ、三浦翔平もまた、教え子だというのに永野芽郁のことを好きになってしまいます。
更に白濱亜嵐も恋愛劇に参戦、いつしか三角関係に発展するのでした。


メチャクチャよくあるストーリーですし、本当に予想通りのことしか起きないのですが、こういった少女マンガ原作モノにしては尺が比較的短めなのが幸いして、登場人物たちが一喜一憂するのをテンポよくスラスラっと観られました。
原作を知らないので感覚的にですけれど、すごい駆け足で恋模様が移り変わる割に薄っぺらくはなくて、物語が進むうちに主人公の恋愛感情が二転三転するのをあーじゃないこーじゃないとキュンキュンしながら楽しんで鑑賞できました。

終始気になってしまったのが白濱亜嵐のエラのはった輪郭と、三浦翔平のバッチリすぎる眉毛、それから新潟と東京の近さ(汗)
いくらなんでもあの時間から吉祥寺まで行って帰ってくるというのも無理があるのでは(苦笑)?


主人公は真っ直ぐな性格で、他の登場人物も嫌なキャラがいないので気持ちよく最後まで鑑賞できました。
(教師なのに主人公が大人メイクして垢抜けた途端に本気モードになる三浦翔平は少しキモいですが、そこはファンタジーですから(苦笑))
友情モノとしてもキュンキュンで、山本舞香と打ち解ける流れは微笑ましかったなぁ。
いきなりタックルして良いか?ときかれたら、そりゃ永野芽郁にならタックルされたいでしょう!
なんでドン引きするのか分からない。
ついでに倒されてマウントとられたいぐらいですよ!(←変態)
キョどる永野芽郁、可愛いぞ😍
他の2人の友達女子はほぼ空気な存在でしたが、そのうちの1人は「画面ライダージオウ」のツクヨミでしたよ。
髪型が全然違うから違和感が(汗)。
少女マンガの必殺技、壁ドンも登場。
最終奥義である「キス」を最終奥義らしく軽々しく使わないのも良かった。

キラキラしていて瑞々しさがいっぱい。
青春ってのはやはり良いですねぇ。
とっくの昔に過ぎ去ってしまったことに、ちょっと切なさも感じてしまったセンチメンタルナイトでしたとさ(苦笑)


アマゾンプライムビデオにて