今のところ最新のバットマン映画で、今までより遥かにダークな雰囲気が特徴です。反面、リアルよりな造りは今までヒーローものを敬遠していた人でも観れる作品じゃないでしょうか。アメコミ物のドラマ版に近い感じ?
作風も音楽もキャラもとにかくダーク&シリアス。バットマンの探偵属性を強めてクライムサスペンス的な要素もあります。リアルな世界観にコスプレしているのはバットマン一人なので彼の異常性、異質性がより強調されています。それになんか青臭いね今回の彼は。
アクションシーンも派手さは弱いものの、打撃の重さを感じますな。それはアクションというより暴力で爽快感がないのは確信犯でしょうねぇ。なんかドラマのデアデビルを思い出しました。
チョイ前までの原作バットマンを彷彿とさせる造りなので、ある意味マニアックかな。ゴードンやセリーナなどお馴染みのキャラもいるのでバットマンだと分かるものの、気を抜くとこれがDC映画ということを忘れてしまいそうになるくらい独特の雰囲気があります。
内容も3時間と長いものの、ドラマの1シーズン分を凝縮したような話で個人的には全く退屈せずのめり込みました。ただ、アメコミ映画に何を求めているかは人によるので、合わない人にはえっらい長い映画なんじゃあないでしょうか?