櫻イミト

男の子の名前はみんなパトリックっていうのの櫻イミトのレビュー・感想・評価

3.5
本日、ゴダール監督の訃報を聞いて

ゴダール監督の3本目で、劇映画としては2作目。エリック・ロメール監督「紹介、またはシャルロットとステーキ」(1951)の続編。脚本はロメール。パリ市内ロケ。

ロメールならではの”出会いとおしゃべり”がゴダールによってポップに演出された、たまらなくチャーミングな一本。映画史的にヌーベル・バーグ第一号は「王手飛車取り」(1956)とされているが、本作には明らかなヌーベル・バーグ(新しい波)の強い息吹が感じられる。
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