『用心棒』のリメイクではなくパクリ。構成やセリフ、キャラクターなどよくぞここまで。
まるで、モノマネのもしもシリーズのようだった。「もしも、黒澤明の用心棒をマカロニウエスタンでやってみたら」というタイトルを想像して観たらコメディに見えてきた。
本家本元は各登場人物のキャラクターが繊細に描かれており、簡潔な描写の中に結構な情報量が入っていたんだなと。
あと、棺桶に入るところの包丁をマカロニウエスタンではどう活かすのかと期待してしまった。
ドラ息子顔は、海の向こうも変わらない。
エンリオ・モリコーネの『さすらいの口笛』に、なぜか懐かしさを覚えた。
映画としては面白いけど、『用心棒』直後に観ると純粋に映画として楽しむというよりも、やはりもしもシリーズを見る目になってしまうから困ったもんだ。