このレビューはネタバレを含みます
どんどん違和感が募っていく居心地のわるいかんじが秀逸だった！女性の使用人が狂気じみてて圧巻だったなあ。動きの不自然さとか不意に振り向くのとか、あと涙流すシーン！すべてが不気味の極みですごかった。ローズだけが支えだったのに(案の定)彼女に裏切られたところきつかった。なんども起きて催眠かけられてまた起きてってところでなんだこれはって中だるみをかんじてしまったけどクリスの反撃のターンは予想外で興奮した。鹿！ここのどんでん返しはおもしろかったんだけど、ホラー的なおもしろみは前半で尽きてしまったかんじする。ロッドがボスに訴えても相手にしてもらえないくだりとか黒人差別の描写があったからクリスが警察に誤解されてバットエンドかなと想像していたので、ラストも個人的には煮え切らないかんじをおぼえてしまったなあ。でも話全体はわかりやすくてよかったし、役者さんそれぞれの演技力が高くて、不気味さを際立たせていたのはやはりうまいとおもった。自力ではぜんぜんきづけなかった暗喩がたくさんあるそうなのでそれを踏まえてもう一度観たいな！
