ククレ

ドーベルマンのククレのネタバレレビュー・内容・結末

ドーベルマン(1997年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチ元夫婦のブレイク前のバイオレンスアクション!観たかったけど当時レンタルがなくて諦めててん。配信してくれて嬉しいなぁ。

でも…はじめはぶっ飛んだセンスがカッコよくて引き込まれたけど…結局あんまり面白くなかったわ…。
90年代は、リュック・ベッソンとかタランティーノとかロバート・ロドリゲスとか、スタイリッシュなバイオレンスアクション映画が流行ってて大好きやった。それらと比べるとイマイチやなぁ…。

以下はネタバレ…






オープニングのアニメから凄い熱量!斬新なカメラワークでヴァンサン・カッセルを魅せるから「これはすごい傑作なんとちゃうの?」と興奮した!これからモニカ・ベルッチと2人で暴れまくるんやな!と期待してたのに…。

あれ?ヴァンサン・カッセルは全然活躍せえへんやんけ…。それどころか運転ばかりで何にもしてへんやん。もっと華麗なガンアクションを見れると思ってたのになぁ。洗礼のときに拳銃持ったくらいなのになぁ。

モニカ・ベルッチも何か汚らしくて、いつもの魅力が感じられへんかったなぁ。聾唖である意味もないし、特殊能力もないし、キスしてるばかりで何の活躍もせえへんやん。

いろんなクセ強めな仲間が登場。でも、それよりも刑事のほうがえげつないゲス野郎やから、みんながかすんでしまうやんけ。ソニアの実家で家族にも尋問するシーン…赤ちゃんに手榴弾を渡したり、放り投げたりするのは胸糞悪すぎる!
それになんかダラダラとテンポ悪い…。

ナイトクラブのクライマックスでは、暗いしチカチカ光るしとても見にくいねん。カメラがブレブレで何やってるのかよくわからん。仲間が殺されるのを監視カメラで見てるのもヤキモキした!早く助けに行けよ!

結局、モニカ・ベルッチを連れて逃げるゲス刑事をとっ捕まえて、「アスファルト顔削りの刑」って…。雑やなぁ、カッコ悪いなぁ。拳銃使わんのかい!?

ソニアの奥さんが殺されたことに触れないし、あの赤ちゃんもどうなったのか?続編作るつもりやったんかな?

ずっと期待してたから、とても残念でした…。
ククレ

ククレ