グッドウィルハンティングとマンチェスター・バイ・ザ・シーとチョコレートドーナツとそして父になるを足したみたいな、俺それ全部好きじゃんっていう映画だった。
ずるかった。
グッドウィルハンティングで俺が好きなのはスカルスカルドが演じてるあの数学の先生で、要は天才はやっぱちゃんと天才として特別に育てるべき。自分が果たせなかった想いを誰かに果たしてもらいたいっていう側、この映画でいうとお婆ちゃんが悪者になりすぎない描き方が絶妙だった。いやむしろラストはぐっとお婆ちゃんに寄せた話の落とし所を持ってきてくれて、それがまた泣かせるのだ。
でもやっぱりこの映画の1番の魅力は、メイン2人の素晴らしい関係性で、ほんとに凄く微笑ましくなってくる。
なにがいいって、喧嘩したりメアリーに言い聞かせる時、きちんと理屈的に筋の通った伝え方をするのがいいんだよね。それが微妙に屁理屈っぽかったりするんだけど、フランクの頭の良さもそこに感じさせて、メアリーも大人だからとか叔父さんだからとかそういうことだけじゃなくて、ちゃんとフランクがこういう人だから言うこと聞いたり懐いたりしてるっていうのがわかる感じ。
で、そういう関係性を作ってきてたからこそ、フランクがクライマックスでメアリーに謝るとこ、もうあそこは今思い出しただけでも泣ける。
それも屁理屈なんだけど、2人が一緒にいる理由、自分の決断への確信をしっかり証明してて、「そうだよ、ほんとそうだよ」って誰にかわからないけど言いたくなった。
まあそんなことよりとにかくメアリー役のマッケナちゃんが凄いのでみてください。
お婆ちゃんやってきてからの「holy sit」がめちゃかわいい。あと前歯無いのもいいよなー。あとあの男の子の動物園褒めてあげるとことか親でも無いのに誇らしくなったわ。
マークウェブ、絶対スパイダーマンじゃなくてこういうのだよね
