ちゅう

gifted/ギフテッドのちゅうのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
4.6
すごく素敵な映画でした。

映像の色彩、空気感、すごく心地よかった。

スローな生活環境。

それだけで主人公たちは幸せなんだろうなって思わせてくれる。


幸せに生きるってどういうことなんだろうって、鑑賞中ずっと考えていました。

何かを成し遂げることは、達成感があるし、それに向かっている最中は苦しいけれど充実する。

それはそれでもちろん幸せ。

けれどそれを得るためにどれだけを犠牲にできるだろうか。

そんなことに向き合わせてくれる映画でもありますね。


天才少女のメアリーがめちゃめちゃかわいいんですよね。
子供特有の無邪気さと賢い子供がみせるおませな態度。
天才少女感が十分にある。

フランクとメアリーが夕焼けをバックに遊んでるシーン、逆光で表情が見えないんですけど、美しかった。
会話の内容も愛情と哲学が感じられて微笑ましいです。

あと片目の猫フレッドが効いてるんですよ。
メアリーがフレッドの話をすることで、メアリーの聡明さ、優しさ、愛情深さが伝わるの上手いなって思いました。
片目ってところが素晴らしい。


この映画、天才についての物語なんですけど、焦点はその天才性じゃなくて、普通の人と変わらないものについてなんです。

それがとても素敵で、幸せな気分にさせてくれました😊
ちゅう

ちゅう