すごく素敵な映画でした。
映像の色彩、空気感、すごく心地よかった。
スローな生活環境。
それだけで主人公たちは幸せなんだろうなって思わせてくれる。
幸せに生きるってどういうことなんだろうって、鑑賞中ずっと考えていました。
何かを成し遂げることは、達成感があるし、それに向かっている最中は苦しいけれど充実する。
それはそれでもちろん幸せ。
けれどそれを得るためにどれだけを犠牲にできるだろうか。
そんなことに向き合わせてくれる映画でもありますね。
天才少女のメアリーがめちゃめちゃかわいいんですよね。
子供特有の無邪気さと賢い子供がみせるおませな態度。
天才少女感が十分にある。
フランクとメアリーが夕焼けをバックに遊んでるシーン、逆光で表情が見えないんですけど、美しかった。
会話の内容も愛情と哲学が感じられて微笑ましいです。
あと片目の猫フレッドが効いてるんですよ。
メアリーがフレッドの話をすることで、メアリーの聡明さ、優しさ、愛情深さが伝わるの上手いなって思いました。
片目ってところが素晴らしい。
この映画、天才についての物語なんですけど、焦点はその天才性じゃなくて、普通の人と変わらないものについてなんです。
それがとても素敵で、幸せな気分にさせてくれました😊